青春のロシア・アヴァンギャルド展
サントリーミュージアムで開催されている青春のロシア・アヴァンギャルド展を見に行ってきました。
ロシア・アヴァンギャルドについては建築の活動を除いて不案内ですが、建築に関連したロシア構成主義を少し勉強したことがあるので、かなり新鮮な気持ちで鑑賞できました。
カジミール・マレーヴィチやアリスタルフ・レントゥーロフの原色を多用した色彩表現や実物を抽象表現等、多くの前衛芸術家がロシアの革命期に新たな表現を模索したことがよく伝わってきました。このような新たな芸術運動が絵画や彫刻だけでなく、写真や建築と連動して展開されたということに非常に刺激を受けました。
展示の1ブースを占めていたグルジアの国民的画家のニコ・ピロスマニの絵画は、ロシア・アヴァンギャルドの芸術が新たな活動を模索していたのに対し、牧歌的な素朴な表現で、芸術の別の側面を見せてくれたような気がします。
2008年10月19日 9:59 PM | カテゴリー : 未分類