現場監理
建築設計の仕事は大きく3段階あります。
一段階目が基本設計
二段階目が実施設計
三段階目が現場監理
基本設計と実施設計は主には図面を描くというデスクワークですが
現場監理は現場で工事の進捗を確認したり、
細かいことをものを見ながら決定していくという フィールドワークとなります。
弊社では建物の骨組みが立ち上がる上棟の段階までは
必要に応じて重点的に現場にいって監理を行い
上棟以後は週一回の定例会議を設けて現場監理を行っています。
現在現場監理を行っている物件は6件で、
京都市2件、大阪市1件、枚方市1件、西宮市1件、和歌山市1件です。
本日大阪1件と京都2件の現場監理に行ってきたので少し紹介したいと思います。
【S社食堂・オフィスリノベーション(仮称)】
大阪市にあるメーカーのオフィスと食堂のリノベーション。
鉄骨造に木造を何度も増築した既存建物を解体しながら設計をするというプロジェクト。
現在4期工事を進めており、2月か3月には竣工する予定。
解体する度に想定外の問題が生じて、その場で軌道修正をおこなうという
設計の反射神経が養われるプロジェクト。
既存建物が非常にイレギュラーであるが故にできてくるものも非常にユニークなものになっています。
【鞍馬口M邸】
京都市の鞍馬口の木造2階建ての住宅。
間口が狭く、奥行きの長い、典型的な京都の敷地で
第一種低層住居専用地域にもかかわらず、準防火地域の指定がかかり、
さらに厳しい景観条例もかかる敷地。
吹抜のダイニングを中心にすべての部屋がゆるやかにつがる様に構成し
吹抜上部の天窓と南側のデッキテラスの坪庭から光を取り込むように計画しています。
現在内装下地工事中で、3月中旬の完成予定。
【京都市O邸】
京都駅から程近くの鉄骨3階建ての住宅。
こちらも間口が狭く、奥行きの長い典型的な京都の敷地で、
西本願寺から近いので、非常に厳しい景観規制を受ける地域。
LDKを環境のよい2階にとり、 子供部屋が3階に入れ子状に浮かぶような構成。
年末から着工したばかりで、本日地盤改良工事が完了した段階。
2016年1月7日 8:08 PM | カテゴリー : 未分類