設計と現場の微妙な誤差
東大阪の住宅の現場にて、
仕上げ材料の色(素材の色や質感等)決めの打ち合わせ。
鉄骨階段のフレームも取り付き、
空間のイメージも大分明確になってくる。
設計段階で図面や模型、パース等によって、
空間のスケール感や光の入り方等を検証するものの
図面や模型には縮尺、パースにはひずみがあり、
実際の空間のイメージとは異なる。
そのため設計段階での空間イメージと現場での空間イメージに
多少の誤差が出てくることはよくあります。
素材の色相、明度、彩度、質感等は
空間のスケール感や光の入り方に大きく左右するため、
色決めとは設計と現場の誤差を修正する一つの手段となります。
このような作業は工程に影響があるため
短時間で検討と決定を求められる作業であり、
非常にライブ感を感じる瞬間でもあります。
最近はこのライブ感が現場監理の醍醐味かなと感じています。
2010年4月10日 8:46 PM | カテゴリー : 未分類