工場ノスタルジー
床材メーカーの東リさんの御好意で工場見学へ。
普段はサンプルや施工現場で梱包を解いた状態でしか見ることのない建材の
原材料から梱包にいたるまでの過程を見ることで、
これまで何気なく使っていた建材に対する意識が変化します。
この意識の変化はエコや計画の考え方といった大きなことから、
ディテールやメンテナンスの考え方といった小さなことに至るまで様々。
今回の工場見学で何よりよかったのが、工場というビルディングタイプが作り出す雰囲気。
安価で手に入りやすい材料で必要最低限の構造・仕上を施し、必要に応じて手を加えていく。
その姿はある種、自然発生的な形態となっており、何か懐かしさを感じました。
極端な言い方をすれば、集落に共通するノスタルジーような感覚。
少し前に『工場萌え』といった古い工場の魅力を発見するようなブログや書籍が話題になったのも、
工場にある独特このノスタルジーによるところが大きいなと納得。
製品を製造する過程と共に少し面白い発見をさせていただきました。
2009年7月13日 10:32 PM | カテゴリー : 未分類