オリジナルとコピー

今年から始まったデザインイーストで行われてたデザイナーによるトークイベント。

新鋭デザイナー坪井浩尚氏とヨーロッパを拠点に活動するLovis Caputo氏との対談。
遊び心を加えた新鮮なプロダクトを次々と生み出す坪井氏に対し、
アートともとれる少し難解な作品を生み出すCaputo。
Caputoが手がけるコピーという作品に非常に感銘を受けた。
別の作家のオリジナルの作品に対し、Caputo氏がアレンジを加え、並べて展示するというもの。
デザインが作家の様々な経験に基づいて生み出される以上、
デザインはいかにオリジナリティが高かろうと、過去の作品のアレンジといえる。
デザインの領域において、ある意味オリジナルというものが存在しないのではないか。
あるのはオリジナルとコピーの境界線の引き方だけである。
非常に楽しくも、考えさせられる対談でした。

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