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六甲の展望台

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六甲の展望台

六甲山頂に建つ展望台の計画。

本計画以前にあった旧展望台は周辺の丹波・山城・大和・摂津・河内・和泉・紀伊・淡路・阿波・播磨の十国が見えるということで十国展望台と呼ばれて親しまれていた。

新しい展望台も旧展望台の十国という記憶を継承し、敷地からの十国への軸を手掛かりにして、十国への軸を実際に体験できるような構成としている。具体的には、過去六甲山頂に合ったブナ林をモチーフとした構造に支持されたスロープを十国への軸に向けて折り曲げながら、頂上にのぼっていく構成としている。

来場者は10ある軸毎に異なる風景が展開し、六甲山頂の風景をスロープを歩きながら体験していく。スロープの各所に展望テラスやラウンジを設けており、思い思いに時を過ごすことができる。

『自然の中にたたずみ』
『風景を楽しみ』
『自由に歩き回る』
この展望台が、そんな散策路になることを期待している。